学会誌『日本近代文学』(第107集)(2022/11/15)で、『広島 抗いの詩学』について、沖縄国際大学村上陽子先生よりご書評いただきました。
全編にわたる詳細な評に加え、「原爆文学の文脈において見いだされた〈抗いの詩学〉は、別の文脈を持つ言葉と結び合うことがーー決して単純にではなく、亀裂を含み、すれ違い、もつれ合いながらも交わることがーー可能かもしれないと信じさせてくれる。それは、本書が切り拓いた希望であるに違いない」という結びの言葉は、版元にとっても何よりうれしいお言葉です。そうした希望を、微力ながらこれからも世に問うて参れればと思います。