『PRIME』第46号(20230331)に書評が掲載されました。

『PRIME』第46号にて、『広島 抗いの詩学』について、柴田優呼さまよりご書評いただきました。

明治学院大学国際平和研究所の機関誌『PRIME』の最新号(「特集:戦争から逃げる、戦争から逃げられない」)の書評欄になります。
元朝日新聞記者で、海外大学での経歴が長い、明治学院大学国際平和研究所研究員の柴田優呼さまによるご書評です。

第1章を中心に朝鮮戦争をキーワードに多くの論点に触れながら、ご執筆されています。
日本語のご著者として『“ヒロシマ・ナガサキ”被爆神話を解体する――隠蔽されてきた日米共犯関係の原点』(作品社)、『プロデュースされた〈被爆者〉たち: 表象空間におけるヒロシマ・ナガサキ』(岩波書店)といった日米のつながりについてご著書のある柴田さまより、
「東アジアで冷戦が始まったまさにその時期、朝鮮戦争を取り巻く、より広範で多様なアクターが織りなすダイナミズムがもっと描かれていてもよかった」という締めの言葉が印象に残りました。

ウクライナ戦争へのリアクションともいえる特集号、とても読み応えがございました。
目次等はリンクよりご確認ください。