50Pをこえる充実の解説にて描かれる、1950年代東京大学、「ぼくたち」の未来を模索した若き詩人たちの「声」とその成立の「場」
1950年代新制東大教養学部の学生を中心に刊行された詩誌『ぼくたちの未来のために』。創刊マニフェストにおいて「人間を守る」ことを掲げた詩誌には、50年代の激変する社会を題材にした作品や、海外詩人の作品翻訳を通して、戦後に生きることの意義や価値を模索する営みが刻まれる。
占領解除間もないころ、新時代の学生たちの志と思いをもって創刊された詩誌が成立する過程とその歩みを、掲載詩とともに詳細に解説(約5万字)した充実の復刻版別冊。
書籍概要
『ぼくたちの未来のために』復刻版 別冊
- 解説: 田口麻奈(明治大学准教授)
- 別冊定価: 本体1,500円+税
- ISBNセットコード:978-4-910993-19-5
- 体裁: A5判・並製、108頁
(補足資料「前進と後退」(山本恒)・総目次・執筆者索引を付す)