【鹿ヶ谷叢書007】
戦争の中の〈美心〉ー版画家田川憲「上海日記」・木刻小報『龍』を読み解く
長崎の版画家田川憲が戦中上海にて記した日記には、芸術的理想への飽くなき追求と、日中戦争期の版画文化交流に尽力した姿が浮かぶ。 戦争と芸術の関わりを伝える貴重な記録を、170ページを超える充実した解説と注釈を付して届ける。
長崎の版画家田川憲が戦中上海にて記した日記には、芸術的理想への飽くなき追求と、日中戦争期の版画文化交流に尽力した姿が浮かぶ。 戦争と芸術の関わりを伝える貴重な記録を、170ページを超える充実した解説と注釈を付して届ける。
近代日本における主要無産政党の機関紙を残す取組みが本企画にて完結。
戦後における「詩壇の公器」、その全貌を解説とともに本書から。
「論理の人」鮎川信夫のもう一つの側面にせまる。
日本近代文学における群衆の表象を多角的に論じた書籍の嚆矢。 「群衆と文学」というテーマの可能性を問う一冊。
戦前の元娼妓が書いた、実体験に基づく稀有な遊郭脱出小説!
大正から昭和にかけて、"港街神戸"が育んだ多彩な文化。 開かれた航路がもたらした文化空間のひろがりと豊かさを伝える。
戦後文化の一大源流となった「文化再出発の会」、戦中の営みの全容が蘇る
『上海文学』その後。戦中―戦後の連続性を問う
1950年、朝鮮戦争勃発後まもない夏、<原爆の図>制作中の丸木夫妻によって編まれた小さな絵本が、研究者の解説冊子とともに当時の姿でよみがえる。
日露戦争の英雄であり、演説名手であった陸軍少将岡原寛が残した日記。銃後鼓舞の演説を重ねた戦中の日々と、戦後の状況に苦悩する一人の軍人の生が刻まれる!